春になるといろいろな山菜が芽吹きます。
私が住んでいる町にも淡竹(はちく)が出てきました。
周りの地域と比べても少し時期が遅いですが、すくすくっと伸びてきます。
成長がとっても早いので、見つけるとすぐに採らないと、
あっという間に大人の竹に仲間入りしてしまいます。
ということで、近くの山へ淡竹(はちく)狩りに行ってきました。
淡竹(はちく)狩りは、探して歩くことが運動不足解消になるし、
動くことで空腹を促し、採れた山菜をさらにおいしくいただけます。
特に育てたわけでもなく、自然に自生した山菜を見つけて収穫して、
調理したてのものを食べるとすっごくおいしいです!
タダで、「なんという、美味しさ!」と感動すること間違いなし!
【淡竹(はちく)】を採っておなかいっぱいになる田舎遊び
田舎には、都会では味わうことができない田舎ならではの良さがあります。
そのひとつとして、自然にできている山菜を自分で採って、
食卓におかずの一品として並べることができること。
タダの食材をおいしくいただくことは、
なんてありがたくて幸せでしょう。
田舎バンザーイ!ということで、
田舎ならではの遊びながら自然を満喫する方法をご紹介します。
淡竹(はちく)が採れる場所
私は田舎育ちなので、
竹やぶの周りに勝手に生えているのだと思っていました。
しかし、田舎人の先輩に聞いてみると
手入れをしていない竹やぶは、
竹やぶの中よりも竹やぶの周りに良い物が出るぞ。
手入れをして、竹を伐採して剥きだしになっているような
場所にも沢山出てくるぞ。
淡竹(はちく)の採り方
淡竹(はちく)は孟宗竹のタケノコとは違い、
地面を掘らなくていいです。
孟宗竹の場合、地下茎が深く、
タケノコが地面から顔を出してしまうとエグミが出始めるので、
地面から顔を出す前のモノを探して、
掘り起こして採ります。
だから「タケノコ掘り」と言います。
タケノコに対して、淡竹(はちく)は、
地下茎が浅く、すぐに地面に出てきます。
エグミ、アクが強くないので、すぐに食べられます。
地面より下の地下茎に繋がっている部分はとても固くて食べられないです。
採る時は、地面から30cm~40cm位まで伸びているモノを採りましょう。
地面近くを握り、折り曲げるようにして強く引っ張ると、
スポッと抜けるように採れます。
抜けず、固くグニャっと折れ曲がるだけのモノは、
すでに固くなって食べられないと思えばいいです。
なので、淡竹(はちく)の場合は「掘り」ではなく「淡竹(はちく)採り」、
または、鎌で切りとったりもするので「「淡竹(はちく)刈り」と言います。
調理方法
淡竹(はちく)を食べよう!
淡竹(はちく)を採ると、まず皮をむかないといけません。
包丁を皮の厚さだけ刺して、そのまま縦にスーッと切ります。
すると、皮むきが楽にできます。
エグミやアクが強くないのでそのまま天ぷらでも
少し茹でて炒め物やサラダのアクセントにいれるとおいしいですよ。
むすめと一緒に、きんぴらはちくを作ってみました。
小さめの干した唐辛子を一本つかいましたが、種をとらずに入れたのでカプサイシンが
よく利いてとても辛いきんぴらになってしまいました。
私の住んでいる町では、5月中旬ごろからが旬の時期です。
地域によって、旬の時期がずれるので
あなたが住んでいる町の旬の時期を
調べてから探しに行ってください。
天然物を採る場合は、旬の前では芽がでていなかったり、
旬になってもウカウカしていると他の人たちに採られてしまったり、
成長しすぎてしまっていることも多いので、
シーズンが始まったらこまめにチェックしに行くことがオススメです。
まとめ
淡竹(はちく)は、まっすぐ上に向かって伸び、地面から出ています。
探す手間も少ないし、とても見つけやすいです。
掘り起こすこともしなくていいです。
ポキっと折れば、採取完了!
あとは、皮を剥いて、料理を待つだけです。
おいしい山菜「淡竹(はちく)」でした。